抜糸（１回目）

お昼休みに実家に戻ったら
立ち入り禁止のはずの和室に入りこんできました。
淋しいのかな？

というわけで、一緒にお昼寝。

ぐぅ。

夜は病院。
１回目の抜糸です。

術痕から湿潤液（？）がにじみ出ているのと
少し舌が白いような気がすることを伝えましたが
特に問題はないと思いますとのこと。
順調だと思いますと。


帰りたい。。。

まだ車のシートに飛び乗る元気はないようです。
よじ登る感じ。

母さんの車は車高が低めなのでまだマシなのですが
姉さんの車は車高がちょっと高めなので。。。
スロープ用に板とか準備した方がいいかしら。。。
でも、50cm以上の高さはあると思われるベッドには飛び乗れるん
だから、それはそれで不思議。気合の問題か？

でも、抜糸が半分済んで、ちょっと楽になったみたいです。

次回の抜糸は１週間後です。

ちょっとずつ

日に日に回復？

部屋から玄関に向かってくる足取りが
少しずつ軽くなってきているような気がします。

お出掛けして戻ってきたら、父さんのベッドに飛び乗って
寝ていました。見つかったら、大目玉だぞ！
とりあえず、内緒にしておきましょう。
 

えへへ～。
 

のどくろ

今日のおやつは、のどくろです！
のどくろなんて高級魚だぞ。


なんか小さくない？

文句言うと、姉さんが食うぞ！

会社に戻ろうとするとすねる人。

また置いていくんですか？

お留守番していてください。
また夜にでも寄りますから。

仕事終わってから再び実家。

なぜて♪

甘えている人。
手術の為にお腹の毛が刈られているので
ジョリジョリしていて気持ちがいい。
傷口は案外小さ目。

Ｓ先生が、小さい傷後にはなりますが、ただ、自分の手が
入るくらいは切らないと腫瘤が出せないからね。と
言っておられた。でも小さい方だと思う。

傷から浸出液が染み出ていると母が心配していた。
まぁ、許容範囲ではなかろうかと。
皮膚がたるんでいる部分が特にしっとりしているそうで
とりあえず、傷近辺の皮膚を伸ばしてふーふーして乾かして
いるらしい。やることがおちゃめだ。

エリザベスさんは日に日に元気になってきている。


気がする。

良かった良かった。

大丈夫？

お昼休みに実家に戻り、室内にいるエリザベスさんを
外に出してトイレをさせる。
部屋に戻ってきたものの落ち着かない。

自分のお昼ご飯の準備をしながら、気にかけていると
どうやらもう一回トイレに行きたいらしい。

きっと踏ん張ると傷が痛いんだと思う。
プルプルしながら大きい方を出して力尽きたのか
玄関前で動かない。
 
なぜなぜしていたら、そのうちぐったりしてきてしまった。
危ないのか？

とりあえずお家に入ろうと言っても入ってくれない。
地面に横たわってぐったりしている。

仕方がないので、自分のお昼ご飯を外に持ってきて
目の前で食べていたら。。。

顔を持ち上げて、ヨダレだらだら。


え？ちょっとなにそれ。美味しそうじゃん。

あまりにヨダレだらだらなので

「べっちゃんもお家でウマウマ食べようか？」

と言うと、すっくと立ち上がり、お家の中へ。

動けるんかいっ！

ってか、いままでのぐったり感はどこに？

とにもかくにも心配なお嬢さんです。

退院

退院予定の日。
特に連絡はないので、夜退院できるのだろうと思われる。
仕事終えてから、母さんと病院。

Ｉ先生が連れて来てくれた。
やはり排泄は一切しなかったらしい。
そして、ご飯もほとんど食べていないみたい。

執刀してくださったＳ先生に、この子は排泄が出来ないと
いうことなので、順調なら２日ほどの入院で退院しましょう。
その後、通院はできるでしょ？

と事前説明の時に言われていたので、退院後毎日通院するんだと
覚悟していたら。。。次の通院は土曜日でいいんだって！
１回目の抜糸だそうです。

ということで、エリザベスさんとご対面。
喜んでいる様子が薄い。
帰るんだけど、信じてないのか？

 
えっと、帰れるのかな？


 
でも、昨日もリードつけられたけど、その後
閉じ込められたしな。。。

やっぱり疑ってる？

車に乗る時、少しツラソウ。
開腹手術だもの、力入らないよね。。。

家に戻ると、すぐに排尿。
しかも大量に２回。
お水を飲んで、もう一度。

病院で排泄をしなかったというので、腎機能がイカレたかと
心配していたけれど、無事で良かった。

で、お家に帰ってやっと笑顔。

帰ってきたぁ！

しっぽも振れるようになりました。
とりあえず、一安心。
おつかれさまでした。


ふもふも。

 

お見舞い

入院２日目。
夜お見舞い。
排泄（大・小とも）をしていないそうで
「少しお外で歩かせてみてください。」と言われ、
リードをつけて少しお散歩。
けれど、お家を探そうとしたり、母の車の前で

「乗って帰ろう？」

と言ってみたりと落ち着かない。

そもそも、エリザベスさんは、幼少時の頃より、リードをつけた状態で
排泄できる子ではない。お散歩時にトイレをしたことは姉さんが覚えて
いる限り２回しかない。しかも、そのうちの１回はバレないように
歩きながらした！

ということで、やはり排泄できず。
どうしてもという事なら、カテーテルで抜いてくだいとお願いして帰宅。

歩き方は少し頼りないけれども、あんなに大きな臓器を
取り出したのだから、この回復ぶりは順調なのだろう。

順調にいけば、明日、退院。

手術当日

まず言っておこう。姉さんは日曜日休みではない。
 
のだけれど、今日はなぜかたまたま休みを振り替えていた。
特に予定があったわけではない。
途中で人と会う約束が入ったのだけれど、それも寸前で
先方がインフルエンザに罹患したそうで
結局予定のない日曜日になった。

というわけで、手術日の付き添いは姉さん。
すべてがエリザベスさんに操られたような感じ。
自分の手術の為に姉さんを休みにさせて、途中で入った
予定もキャンセルに仕向けたんだろ？
エリザベス、おそるべし。

さて、手術で入院するんだと言い聞かせてはいるのだけれど
昨日の今日なので、信じたくない人がひとり。


すぐ帰ってくるんだよね？

いや、今から手術して３日間くらい入院ですよ。


少し早く着いてしまって、手持ちぶさた。
落ち着かないのでお外を歩いてみるのだけれど
どちらにしても落ち着かない。


えっと、お家はどこだっけ？

探してもないよ。


しばらくすると、事前の検査ということで
エリザベスさん獣医師先生に回収される。お初にお目にかかるＯ先生。
こんなことを書くと怒られるかもしれないが、イケメンだ。
ちなみに、いつものＩ先生もイケメンだ。

レントゲンやら血液検査やらを済ませて戻ってくると
終わった感ありありの顔。


検査終わったし、帰れるんでしょ？

だから、これから手術ですよ！


15時に来てくださいと言われて14時に着いてしまった姉さんも
悪いわけですが、本日の執刀医であるＳ先生の説明が始まったのは
16時だった。。。 姉さんも疲れたぞ。

Ｓ先生はとても穏やかな感じの方で、説明も丁寧で非常に
わかりやすく話していただいた。柔和な感じの優しそうな先生だ。
ただ、回りの若先生達はピリピリしていたので、きっととても怖い
。。。というか、権威ある先生なんだなというのは伝わってきた。
私が変なことをいう度に若先生達に

「そんなこと聞いてんじゃないよ」

って心の中で思われているのかなぁと思いながら変なことを
聞いたりしていた。うふふ。

脾臓の腫瘤には２／３ルールと言うものがあって、１／３は
腫瘍ではないもの。２／３は腫瘍でその中で良性と悪性が
ある。。。的な説明だったか？
血液検査の結果、エリザベスさんには貧血もなく、特に
問題はないらしい。 
癒着していると手術は大変になること。
ＣＴで転移が見つかればもはや手術しても仕方がないこと。

などなどを説明されて署名。
手術の署名に関しては、これに署名をすると何があっても
文句は言えなくなるのだろうかとか、いつも思う。
自分の手術の時も、血栓が飛んで死ぬかもしれません。
感染症で死ぬかもしれません。麻酔で死ぬかもしれません。等々に
署名した。したと言うよりはしなければ手術してもらえないのだから
署名「させられた」が正しい。
 
さて、今回の手術代、内金は３万円。しかも現金オンリー。
たまたま現金の持ち合わせがあったので良かったけれど、
姉さんのお財布には、常はこんなに入っていない。
皆だって、そんな大金を持って歩かないでしょ？と思う。。。
手術時には内金で３万円が必要になることがありますと
事前に伝えるべきではないかしら。要改善事項と思う。
か、カード使わせて！
 
今後の流れについて説明。
CTを済ませて色々準備をして、手術が始まるのが17時30分頃。
何事もなければ１時間くらいで終わりますとのこと。

エリザベスさんは手術のため、回収。
姉さんは、お昼がまだだったので病院をあとにしてお昼ご飯。
16時40分にお昼ご飯というのもどうなのか。
既に晩御飯でもおかしくない。

17時30分頃、CTの結果、転移は見られなかったので手術を
始めますという電話。
17時45分頃、再度電話。
手術時間は１時間の予定なのに、何かあったのか！
大量出血か！破裂したか！

ドキドキしながら出ると、お腹を開けたら子宮に水腫がみつかったの
だけれど小さいし、これは悪さをしないと思うのでそのままにしますが
良いですか？

とのこと。

今回はできるだけ負担を少なくしたいのでこのまま閉じるのが最善
とのことだったので、お任せしますと伝え電話を終える。

何事もなくてよかった。
１時間予定の手術なのに開腹すぐに電話がかかってくると
さすがにドキドキしますよ。

18時20分頃、電話。
無事に終わりましたと。
癒着はしていたけれど、なんとか膜（腸間膜？）への癒着だったので
それごと切除できた。これが大腸や小腸に癒着していたら
大変だったけれど、良かったです。

要約すれば、きれいに切除できたとのこと。

夜、面会に行きますと伝えて電話終了。
 一安心。

夜の面会。

・・・。

広いところに入れてもらっていたらしいのだけれど、動くので
点滴が外れたりしないためにこちらに移されたらしい。
それにしても、かなりせまい。。。立つと頭が天井についちゃう。
  
まだ麻酔が完全に切れていないようで、ぼーっとしているので
早々に退散。順調にいけば明後日には退院できるそうだ。

Ｓ先生が執刀すると、普通なら５日くらいの入院が必要なところ
２～３日で退院できてしまうらしい。。。スーパードクター？

犬舎のＩ兄さんの話によると、Ｓ先生の手術は受けたくても
なかなか受けられないそうで、
「いいなぁ、べっちゃん。」とのご感想（＾＾）。

切除した腫瘤を見せてもらったけれど、写真撮り損ねたので。。。
姉さんイメージを描いてみました。案外良く描けた？
 

 
こんな大きなのが良く入っていたなという感じ。
破裂もせずにきれいに切除していただいて感謝。
見つけてくれた先生にも感謝。
 心配してくれた犬舎のＩ兄さんもありがとう。

ありがとうございました。

病院

最近、良く水を飲むので子宮内膜症を心配して病院。
先生がエコーで子宮を確認しながら、厚みは１cmくらいで
特に問題はないと説明をしてくれていた途中
いつもと変わらない様子で

「子宮はいいんですが、今前の方に変なものがありましたので
ちょっと前の方も見てみます。」

と言った。焦る風でもなく、歯みがき粉切れてるから買ってきて
くらいのテンションで。

結果としては、脾臓に大きな塊があるとのこと。
大きさはソフトボールくらい。

「脾臓って取ってもいいやつですよね？」
姉さんが聞くと
「はい。」と先生。

とても臓器を取り出す話をしているとは思えないやりとり。

脾臓はモロイ臓器なので、いつ破裂してもおかしくない。
明日なら大学病院のＳ先生が執刀してくれるので
明日でどうでしょう？と。

これ食べて良い？
いいよ～。

的なのりの会話の割には、内容はヘビーだし、展開は急だしで
頭がまわらない。

明日ならば、大学病院のＳ先生と自分とで手術にあたれる。
明日以降ならが、自分と他の先生が執刀となる。
Ｓ先生の執刀なら、時間も短く負担も少なくなる。

まわらない頭で、母とともに考え、じゃあ、明日でお願いします。
と。

診察台から降ろす時は、「お腹を押してはぜるといけないので
お腹を避けて降ろしましょう」と。乗せる時、ガンガンにお腹を
持っていたけれど。。。何事もなくて良かったよ。
ただ、その説明で、結構危機的状況なのは把握した。

明日の予定を聞いて、エリザベスさんと共に帰宅。
途中、犬舎のＩ兄さんに電話。

「Ｓ先生は日本屈指の名医だから、べっちゃんラッキーだよ！」
「以前手術してくれたＦ先生よりもすごいの？」と聞くと
「Ｓ先生はＦ先生のお師匠さんだからね。」と。

それを聞いてちょっとホッとした。

でも、たまたま子宮の検査に行って
たまたま関係ない位置の脾臓の腫瘤が見つかるって
やっぱりエリザベスさんはラッキーガールだ。
もちろん、病気にならないに越したことはないけれど
それでもエリザベスさんはラッキーガールだ！
皆が守ってくれるから、きっと大丈夫。

そんなわけで、手術は明日。

欲しい人！

ちょっとお出かけするんで、おやつでも食べて
お留守番とかどうでか？


じぃ～っっ。

おやつガン見？
姉さんの話、無視？

ま、いいや。
じゃあ、おやつ欲しい人～！


はいっ！

良いお返事で。。。
じゃ、お留守番、お願いね。

花粉症？

エリザベスさんの顔を見たら、なんとなく腫れている。
むくんでいると言うのが正解か？
かゆいらしいので、花粉症？
食欲はあるので大丈夫？
 
心配している姉さんには関係なく
おやつよこせ攻撃。

よし。今日は耳だ！


耳？


そう。
こうやって使うんだよ。



え？　なに？　食べないの？


毎回こんなアホなやりとりに つきあってくれるエリザベスさん。
大人です。