体とのお別れ

今日はお葬儀の記事なので犬の亡骸の写真が出ます。
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時は夏。しかも猛暑。
こんななか死体を運搬するのは結構ハードです。
母と二人では運搬も大変だろうということで、大工な兄さんに
付き合ってもらうことになりました。

さて、死体と言えばドライアイスですが、ドライアイスは
手配が難しそうだったので、業務スーパーの開店時間を待って
ロックアイスを買い込みます。

「死体を運ばないといけないからさぁ」と言いながらロック
アイスを大量に買い込む姉さん。怪しさ満点です。

ロックアイスはジッパー付の袋に小分けにした後、
水滴がつかないようにトイレシートでくるみました。
トイレシートなら、万が一の水漏れにも対応してくれるはず。
 
身体の回りをロックアイスで囲んだあと、出来る限り低温が
保てるようアルミシート付のブランケットで体を覆います。
 

 不審物を載せている感があふれ出ています。
 
べっちゃん、姉さん、職質されそうだよ。。。

朝から少しテンション高めにあわただしく過ごしながら、
我が家の可愛いエリザベスさんの体は、生まれた場所に戻ってきました。
 

赤色が良くお似合いのエリザベスさん。
 

犬舎のお姉さんに、仕上げのブラッシングをしていただき、綺麗綺麗に。
昨日、姉さんが念入りに仕上げたはずなのに、なぜか毛玉があったりするのよね。
ほんと、不思議よね～。

さて、そろそろ棺に入ります。
犬舎さんでは大きな棺が用意してくれてありましたが、入ってみると
エリザベス、案外大きくてキツキツ。。。
 
そしてみんなで飾り付け。
母さんが以前から要望していた通り、体はお花で隠さず、いつでも
駆けだせるようにお花畑で寝ているイメージで仕上げていきました。


お花畑で眠るお姫様みたい。
 

可愛い。


同じような写真ばかりで自分でもアホみたいだとは思いますが、
最後なのでヨシとします。

薔薇も良く似合います。
さすがエリザベス。


「完成！」と思ったのも束の間、お弁当を入れ忘れた！と
いうことで、ここから母さん手作りのお弁当やおやつが追加されました。


母さん、ヨーグルトとか入れてますけど。。。
そこだけ生焼けになったりしないのかしら。。。ちょっと心配ね。
 

きれいにセッティングしたお花をわけわけ、再セッティング。

母さんが、なぜなぜ。


姉さんも、なぜなぜ。


お花とお菓子に囲まれるエリザベスさん。
アキレスも抱えてます。


ぜーんぶベッちゃんの！って言ってそうね。

この後、犬舎のＩ兄さん（ボス）に連れて行っていただき、葬儀場へ。
葬儀場ではお経があるわけでもなく、何かお話があるわけでもなく
事務的に淡々と進められ。。。

最後のお別れが出来たんだかできてないんだか。。。と言う間に
 

火葬のボタンが押されちゃったよ！！
あまりの進行の速さに悲しむ間がなかったのは、ある意味、
良かったのかもしれません。。。

火葬が完了するまで、またまた犬舎のボスに連れて行っていただき、
近くの喫茶店で珈琲タイム。色々と懐かしい話やら。明るく楽しく。
 
そうそう。ここの珈琲、氷も珈琲でできていて、溶けてもドリンクが
薄くならないんですよ。最後まで美味しくいただきました。


こうして皆で珈琲タイムを過ごしている間に、
エリザベスさんは、少しだけ小さくなりました。。。


犬舎さんにいただいた、エリザベスらしい元気なビタミンカラーの
お花と共に。

この後、犬舎さんの皆さんには初七日法要にもお付き合い
いただきました。しめっぽくなることなく、最後まで楽しく明るく
エリザベスを見送っていただきました。エリザベスらしいお葬儀に
なったと思います。最後までエリザベスを可愛がってなぜなぜして
くださり、本当にありがとうございました。
一日、本当にお世話になりました。

体がなくなってしまい、なぜなぜは出来なくなりましたが、
それでもエリザベスは周りにいる。そんな気がします。

 

とりあえず、本日はここまで。

毎日一生懸命良くがんばりました！